2025/07/12
当院ではメラノーマワクチン オンセプトを用いた術後治療を実施しております。
犬の口腔内メラノーマは外科手術のみで治療した場合の生存期間は、ステージⅠ:150~180日、ステージⅡ:60~90日とされており、極めて予後の悪い悪性腫瘍です。この予後を改善するために、現在までに術後化学療法(抗がん剤)が慣習的に実施されておりましたが、化学療法に対する奏効率は低く、治療による生存期間の改善を示すエビデンスは得られていませんでした。
この現状を打破すべく最近登場したのがメラノーマワクチン(オンセプト®メラノーマ)になります。
メラノーマワクチンは犬のメラノーマに対する術後治療として有効な可能性が示唆されており、
メラノーマワクチンを外科手術後に投与することにより生存期間の延長が期待できるようになりました。
現在、日本国内ではメラノーマワクチンの取り扱い病院は限定されており、大学病院、獣医腫瘍科認定医Ⅰ種在籍の病院などに限られます。
当院では、院長が獣医腫瘍科認医Ⅰ種を取得してるため、メラノーマワクチンを取り扱っており、外科手術から術後治療としてメラノーマワクチンを用いた集学的治療が可能です。
メラノーマでお困りの方は当院までご相談ください。